一人一人に寄り添った「心のケア」を推進
コロナ禍で、心に不安を抱えている人が増えています。特に、うつ病は誰もがかかり得る病気。公明党は、悩める心に寄り添う温かい社会をめざします!
急増する精神疾患者
精神疾患は、がん・脳卒中・急性心筋梗塞・糖尿病と並ぶ「5大疾病」に位置付けられています。患者数は近年、大幅に増えており、約419万人(2017年)に達しています。とりわけ、うつ病が最も多く30%を占めており、人によって症状もさまざま。心の病に対する理解促進や、一人一人に合った心のケアが急務となっています。
コロナ禍で懸念高まる
全国の精神保健福祉センターに寄せられた新型コロナに関する心の健康相談件数は、昨年4月~12月で2万2128件。特に1度目の緊急事態宣言中の4、5月の2か月間に限ると約1万件を記録しており、懸念が高まっています。
センターに寄せられた主な相談
- コロナの感染が不安
- うつ状態になって、眠れない
- コロナ禍で先が見えず、今後どうなるか不安
- 失業や収入減で生活が不安
- 外出自粛でストレスが大きい
公明党は挑戦します!
01「心の健康状態を自分でチェックできるアプリを開発します!
人工知能(AI)が医師の診断の必要性を判断し、早期対応につなげます。
【アプリで予想される設問のイメージ】
Ⓒkumiko.muramatsu「PHQ―9 日本語版 2018年版」
Qこの2週間、次のような問題にどのくらい頻繁に悩まされていますか?
→物事に対してほとんど興味がない、または楽しめない(下記から選択)
- ①全くない
- ②数日
- ③半分以上
- ④ほとんど毎日
02ちょっとした悩みを聞いてくれる「心のサポーター(ここサポ)」を
全国100万人規模で養成します!
「ここサポ」は、安易な判断や批判をせず、専門家のサポートにつなげる心強い味方
03SNS・電話・対面など
あらゆる手段を通じた相談支援を充実させます!
自己チェックアプリを使うことで、心の健康状態を迅速に把握し、必要に応じて医療機関につなげることができます。周囲の人のサポートも重要です。
普段と様子が違うと感じたら、ぜひアプリの活用を勧めてほしいと思います。メンタルヘルスへの偏見は根強くあります。特に若者の皆さんが関心を持ち、社会の理解が深まるよう期待します。
国立精神・神経医療研究センター病院
中込 和幸 病院長